セルフケア
悲しみ(グリーフ)について
大切な人との死別など大切な何かを失い、こころにぽっかりと穴があいてしまうような喪失感や失ったことに対する深くつらい気持ちのことを「悲しみ」(グリーフ)とよんでいます。
一般的に、こうした「悲しみ」(グリーフ)は、時間とともに変化していき、当初は深く辛い気持ちも、故人を穏やかに思い出しながら、時に悲しみ、徐々に新しい生活を過ごせるようになるといわれています。
この「悲しみ」(グリーフ)は、誰もが経験する当然の反応です。しかし、悲しみを感じる期間や重さは、個人差がとても大きく、数日から数年にわたることもあれば、辛い気持ちだけでなく、不眠や食欲低下、からだの痛みといった体調の変化に強く現れる場合もあります。
故人を思い、悲しむことは自然なことであり、どのような状況であってもそのような自分を責める必要はありません。しかし、悲しみがあまりに強く苦しいときや、毎日の生活が立ちゆかなくなってしまうときには、寄り添ってくれるサポーターを探しましょう。こういった悲しみに対する寄り添いや援助を「グリーフケア」といっています。