セルフケア
生活リズムが悲しみを癒す?
私達には24時間周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっているため、普段は、意識しなくても日中は活動的に過ごし、夜間は休息することができています。しかし、大切な人を亡くすとそれまでの生活習慣が大きく変わったり、身体や心が不安定になることで、体内時計が正確に時を刻めなくなることがあります。このようなときは、意識的に私達が一定の生活リズムを送ることで、「体内時計」の働きがスムーズになり、心が安定につながることがしられています。こころの状態があまりよくないと感じたときは、意識をして一定の生活リズムにするように心がけていきましょう 。
朝は同じ時刻に起きる。
同じ時刻に起きることは、体内時計が上手く働くためにとても大事です。
起きたらすぐに日光を浴びる。
朝に日光を浴びることで、体内時計はリセットされます。
1日3食、できるだけ同じ時刻に、栄養のバランスの取れた食事をとる。
食欲があまりない時には、何か少量でも食べるようにしましょう。
体を動かす。
日中に動くことで、夜間に眠りやすくなります。
1日中1人きりで悲み続けている場合には、家族や親しい友人と話す時間を作ることや、以前行っていた活動を再開してみる。
人との関わりや日々の活動も生活リズムに大きな影響を与えます。また、信頼できる人達に気持ちを支えてもらうこともとても大事です。
温かいお風呂にゆっくり入る。
昼間の活動している状態から夜間の休息する状態に切り替えていきましょう。
睡眠薬変わりの飲酒はやめる。
寝る前の飲酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となります。必要な睡眠時間には個人差があり、日中の眠気で困らなければ問題ないです。不眠が続き日中の活動に支障がある場合には、専門家に相談しましょう。